ニッチとはすき間を意味する言葉で、ニッチ収納とは壁面を利用した収納のことです。
吊り戸棚や収納棚など壁から突き出た形の収納は、
収納場所を確保するためのスペースが必要です。
たとえばキッチンの場合、吊り戸棚を設置すると上部に圧迫感を覚えることがあります。
キッチンに十分な広さを確保できていないのに収納棚を置いてしまうと、
キッチン内の移動をしにくくなってしまいます。
それに対しニッチ収納なら、壁面を有効活用して収納場所を確保しながら、
部屋の広さを保つことができます。
パントリーは、常温保存できる食品、食器、調理器具などの収納場所として活用できます。
パントリーをキッチンに作ることで収納場所が増え、
キッチンをスッキリとさせることができます。
そして、床に置くものを少なくすることができるので、キッチン内の移動が楽になります。
買いだめをすることもできます。
ペットボトルの水、キッチンペーパー、缶詰など安いときに買いだめしておくと
家計にとってうれしいですが、買いだめしたものの置き場所に困ります。
しかし、パントリーという収納スペースがあれば
買いだめをしたときに置き場所に困りません。
水などを買いだめしておけば災害時の備えになるメリットもあります。
しかし、キッチンでの動線を考えずにパントリーを設置してしまうと、
キッチン内で動けるスペースが減ってしまいます。
動線を考えて設置することが、パントリーのメリットを活かすために大切なことです。
収納する物の種類や収納する物の量によってパントリーに必要な広さが変わってくるので、
どのようなものをどれくらい収納するのか考えて、
パントリーの設置を検討してみるとよいでしょう。
奥のもの、高い位置のものは取り出しにくく感じることがあるので、
それについても対策が必要です。

可動式の棚にしたり、収納ボックスを利用したりすると、
奥のものや高い場所のものも取り出しやすくなります。